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もう一人でするのは嫌だ! セックスレス夫婦の悲哀を描く『ミッドナイト』

4月 28th, 2011 at 6:00 PM » コメントは受け付けていません。

『ミッドナイト』(リトルモア)  セックスレスの夫婦が急増している。日本家族計画協会が行った「男女の生活と意識に関する調査」によると、直近の1カ月間、性交渉をしていない有配偶者の割合は40.8%(2010年)と過去最高。10年前と比べ、10%以上増加している。また、1年間にわたり性交渉をしていない夫婦は24.9%、全体の4分の1の夫婦が深刻なセックスレスにある。独身者でも、日本人の年間性交回数は平均48回と世界最低水準だ。  夫が性欲を催さないケース、妻が拒むケースと、事情は夫婦によりさまざま。『ミッドナイト』(リトルモア)は、セックスに消極的な妻を横目にセンズリをかく男の悲哀を描いた小説だ。電子書店「パピレス」などで小説を発表している福島幸治氏の、初の単行本となる。マンガ『鈴木先生』(双葉社)の武富健治氏が描いた迫力ある装画が目を引く。 続きを読む more »

吃音に悩んだ女性教師の実話がベース 青春小説『吃音センセイ~桜舞う校庭で』

4月 27th, 2011 at 3:00 PM » コメントは受け付けていません。

著者の佐藤文昭氏。 「......のどの奥に空気の塊がつかえたように、声が出ない。音が出ない。京子はやっとの思いで声を絞り出した。『あ、あ、あの、あの、あた、し......こ、こ、こえが......』」(本文第1章 小さな心の中でより)  大好きな母が病で死んでしまうかもしれないとのショックから、突然、吃音(きつおん)になってしまった5歳の少女・京子。伯母からは「なんの遊び?」と怪訝な顔をされ、父親からは「はっきり言わんかい!」と叱られる日々。小学校入学後も症状は治まらず、教科書を強引に最後まで読ませようとする教師と、それを嘲笑する生徒たち。周囲の無理解と心ないイジメから京子を救ってくれたのは、同級生との淡い恋と、大学で出会った恩師の大きな愛だった──。 続きを読む more »

知らないからこそ理解できない、欧米と中国との「言論の自由」の違い

4月 25th, 2011 at 8:00 AM » コメントは受け付けていません。

西本紫乃氏。  昨今、急速に発展を遂げ、GDPで日本を抜いて世界第2位の経済力をつけた中国。その経済力と同時に、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞騒動でも明らかになった共産党支配体制の問題は日本でも喧伝されている。いわく、中国内では体制批判はタブー視されている、と。  しかし、劉暁波氏のようなエリートではなく、一般大衆が中国の現状をどう考えているのか、体制に対してどのような言論が飛び交っているのかなどは、なかなか伝わってこない。実態は、やはりと言っていいのか、インターネットの普及により、一般大衆も「モノ言う」ようになってきており、それに応じてさまざまな事件が起こっているという。 続きを読む more »

プロレス黄金時代よもう一度! マンガでたどる『想ひ出のいかすプロレス天国』

4月 23rd, 2011 at 11:00 AM » コメントは受け付けていません。

『想ひ出のいかすプロレス天国』(鹿砦社)  佐々木といえば、佐々木希ではなく佐々木健介だったあのころ、特にプロレス好きでなくとも、男子ならば一人ぐらいはお気に入りのレスラーがいたのではないでしょうか。ちなみに筆者は毒霧を吐く覆面レスラー、グレート・ムタが好きでありました。しかしながら、その正体が武藤敬司だったとは長い間知りませんでした。サンタクロースの正体が父親だったような、軽い喪失感があったのを記憶しております。  シャイニング・ウィザードをマネして足をつった日もひと昔。『想ひ出のいかすプロレス天国』(鹿砦社)は、戦後~1990年代に活躍したプロレスラーたちを振り返った一冊だ。漫画家のマエオカ・テツヤ氏がイラストとマンガを、ライターのブルドッグ打越氏が文章をそれぞれ担当し、各レスラーの思い出をコミカルに語っている。力道山や馬場猪木、鶴藤長天(ジャンボ鶴田・藤波辰爾・長州力・天龍源一郎)らスター選手はもちろん、外国人レスラーに女子プロレスラー、陰日なたになって活躍したバイプレーヤーたちも余すことなく紹介しており、さながらプロレスラーのアルバムを見ているようだ。三沢光晴や橋本真也、ラッシャー木村など、鬼籍に入った選手も数多く、涙を誘われる。 続きを読む more »

異性をオトすにはやっぱり雑学!? 役に立たないうんちく満載『犬も猫舌』

4月 16th, 2011 at 6:00 PM » コメントは受け付けていません。

『犬も猫舌』(ワニブックス)  「知識」を大量の水が流れる滝に例えたとき、その水しぶきの一粒に相当するのが「雑学」だろう。取るに足りないと言えばその通りだけれども、その一滴が脳に染み、退屈な時間に潤いをもたらしてくれることもある。そんな一滴一滴を、テレビ番組の司会やクイズ番組のパネラーなどとして、知的なキャラクターがなじみ深い松尾貴史氏が監修した雑学本が、この『犬も猫舌』(ワニブックス)だ。  まえがきによると「戦前に比べると、現代の日本人一人あたりが得る情報は、一説によれば5,000倍」だそう。本書が刊行された2003年にその数字だから、Twitterなどでまさに滝のように情報を得ることが当たり前となってきた現在では、どのくらいになるのだろうか。 続きを読む more »